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Column家づくりコラム

Ginger Houseが出来るまで。第5回 家に求められるもの<後編>

前回は、家を作る本来の目的に着目して、家に必要なものを考えてみました。
しかし人間は家の中で生活をしている訳なので、家が単なる『快適で安全な箱』では十分ではありません。そこで今回は、暮らしの場としての家について考えてみたいと思います。

一言で暮らしと言っても、家での人の暮らし方は暮らす人によってかなり違いがあります。極端な例では、家はただ寝る為に帰るという人もいるでしょうし、1日中家の中で過ごす人もいます。
一方でどんな暮らし方をするにせよ、今時の家ではそれ程の不便は無さそうです。オーバーですが、今時新築の家でお風呂が無いと言う事はありませんし、家事の負担を軽くする為の住宅設備も充実しています。

それなのに、家に関する不満は、どうも暮らしに関する物が多い様に思いますが何故でしょうか?

少し強引な解釈になりますが、家は単なる構造物では無く、暮らしのツールと言う面があるからと個人的には思っています。一般にツールと言うものは、人の手で使われる物で、ある目的の為の機能を持つものですが、ツールに問われる事は『使える』と言う事です。

この『使える』と言うのは中々難しくて、機能を詰め込んだだけは使い易いとは限りませんし、余計な機能は使わないばかりか邪魔になる事さえあります。

更に手に持つツールの場合、大きさや重さ、重心といった物まで使い易さに関係してきます。つまりツールの場合、便利な事(機能)と使い易い事は必ずしもイコールでは無く、使えるか使えないかは使う人の主観による部分が大きいと言えると思います。

実は僕らの家づくりの中で、妻から「相手はプロなんだから。」と言う言葉を良く聞きました。個人的には、これがそもそもの間違いと思います。

僕はモノ創りに携わる仕事をしていますが、自分にとって使い易いツールを作ろうとするならば、製作を依頼する相手がどんなに優秀なプロであろうと他力本願ではダメで、自分がどう使いたいのかを相手に正確に伝える事が必須なのです。

ところで個人的に疑問があるのですが、住宅の設計や建築に携わる人で、自身が携わった家に住んでいる人はどれ位いるのでしょうか?

同様に、自身が携わった家に住んでいる人の暮らしについて把握されている人はどれ位いるのでしょうか?素人の勝手な想像で何ら根拠は無いのですが、実はあまり多くは無い気がします。もし仮にそうであれば、「○○が良いと思いますよ。」と勧めていながら、相手にとって何が良いのか本当は分かっていない人が、少なからず居るという事になります。

そう考えると、もし自分の暮らしに合った家を建てたいと考えるならば、必要な事が見えてくるのでは無いでしょうか。

個人的には、施主が素人である事を前提にするならば、施主の暮らしについて考えてくれる相手を見つける事が重要かと思います。

何故なら、もし施主がどう暮らしたいのかイメージしか出来ないと言った場合でも、例えば現在の暮らしを見る等して考えてくれるからです。また、施主が身の丈に会わないような暮らしを考えている場合でも、暮らしを良く見ている相手であれば、適切なアドバイスが出来る筈だからです。

この点、エヌテックさんについては、ブログで日常的に配信されている暮らしについての記事や、常に暮らしについて勉強を欠かしていない事、何よりOB様との関係を見てお任せ出来ると思いました。

何故なら口では何とでも言えますが、実際に目に見える行動や、OB様との関係には嘘偽りが無いからです。

もう一つは、信頼できる相手に、自分の考えや価値観、生活習慣等の情報を出来るだけ伝える事だと思います。
これは中々難しいかもしれませんが、自分がどう暮らしたいかについて完璧にイメージする事が出来ない以上、そこを埋めて貰うのに必要な事だと思います。

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