皆様、こんにちは。エヌテックです。

ここ数年、土地価格の上昇が続いています。住宅購入を考えている方にとっては気になる情報かと思いますが、国土交通省から先日発表された2019年7月1日時点の「基準地価」によると、全国の全用途平均値がプラス0.4％（前年0.1％）と2年連続の上昇を示しました。

地価上昇が特に著しかったのは広島市、札幌市、仙台市、福岡市の「地方圏中核4都市」と呼ばれるエリアで、平均すると商業地では10.3％、住宅地では4.9％の上昇となっています。

広島市の数値は4都市圏の平均値よりも低いものの、商業地が5.7％、住宅地が2.2％の上昇となり、上昇幅が前年よりも拡大しました。

上昇地点の多くは生活利便性の高い平地に位置しており、時に都心部に近いエリアの上昇率が高くなっています。背景にはインバウウンド観光客の増加によるホテル需要や、再開発による街の発展があるようです。

気になる住宅地の区別変動率は以下の通りです（カッコ内は前年の変動率）。エリアによっても動きは違いますが、全体的には上昇の傾向を示していることがわかります。

●中区　6.2％（4.9％）
●東区　3.1％（2.3％）
●南区　5.3％（4.7％）
●西区　4.0％（3.9％）
●安佐南区　1.8％（1.4％）
●安佐北区　▲0.4％（▲0.6％）
●安芸区　0.5％（0.5％）
●佐伯区　2.2％（2.1％）

地価の動きは景気の変動にも影響を受けるので、今後の予測は難しいのですが、無理のない住宅購入のためにも地価動向には関心を持っておく必要がありそうです。

広島市の地価調査についてはこちらに詳細が掲載されていますので、気になる方は個別地点の動きを確認してみてください。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1300077163472/index.html