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Customer Columnお客様コラム

第15回 光熱費を考える①

家を建てるにあたって、お金が絡む点で後々後悔しそうと感じたのが、ローンの返済方法(金利)、維持・補修費、そして光熱費でした。

これまで、光熱費は冷蔵庫やエアコンを換えた事で大きく変わった事はあっても、引越しして変わったと言う印象はありません。
勿論、家によって暑さ・寒さが違う事は経験していますが、光熱費が変わったかとなると印象が無いのです。

この様な先入観に加えて、今の家は省エネを競っているイメージもあるので、新築であれば光熱費は当然下がるものと最初は思っていました。
ところが、真面目に検討を始めて見ると、どうも集合住宅より戸建の方が、エネルギー消費量がかなり多いらしいと言う事を知りました。

例えば、資源エネルギー庁委託調査の『平成23年度エネルギー消費状況調査(民生部門エネルギー消費実態調査)報告書』というものを見てみると、山陽四国で戸建住宅のエネルギー消費量は集合住宅に比べ約4割多くなっています。

そして次のグラフの通り、2006年以降に建てられた比較的新しい家に限っても、やはり戸建の方がかなり多い結果になっています。

個人レベルでは光熱費が大幅に下がった、と言う話も見られるのですが、一般的には増える方が多いという風に受け止められます。

それで僕の例ですが、以前住んでいたアパートは、2008年に建った3階建てのアパートで、設備も充実していて率直に言って良い物件でした。
つまり、普通のアパートから比べるより条件が厳しいかもしれません。
このアパートでの光熱費(電気料金+ガス料金)は下のグラフの通りで、H24年で約21万円でした。

僕ら夫婦は、家を建てた後の光熱費を現状と同じケースと、2割減るケースの両方を想定して家計を組んでいて、最悪でも以前よりアップする事だけは避けたい所でした。

エヌテックさんは、光熱費が幾らになるか事前に試算されます。
ただ、エネルギー消費量は上のグラフの通り、同じ家に暮らしていてもかなりばらつく事から、家の性能だけで決まるものでは無さそうです。
これは暮らし方に左右される為と思いますが、暮らし方は当事者が一番分かっている事なので、ここは自分でも考えて数字を突き合わせてみる事をお勧めします。
現状を理解する事は省エネに繋がる事なので、無駄にはならないと思います。

エヌテックさんの場合、エネルギー消費の用途別に、冷房、暖房、換気、給湯、照明、家電、調理の7つの区分に分けて考えます。
この中で計算しやすいのが、換気、照明、家電の3つの区分です。
これらのエネルギー消費量は、年間通じて変動が少なく、基本的には『機器のエネルギー消費量×機器台数×稼働時間』で計算出来ます。
機器によっては年間消費量(目安)が分かるものもあります。

まず、換気について見てみると、床下換気扇や24時間換気という、アパート時には無かった機器が増えるので、当然その分増えると見込まれます。

次に照明については、床面積が増えるので数は増えますが、白熱電球からLED照明に変わる点が大きく、電気消費量では減ると見込まれます。

残る家電については、大部分が新居でも引き続き使う機器(黄色部分)で、この部分は変わらないと見込まれます。
大きな違いと言えば炊飯器が無くなる事と、食器洗乾燥機が増える事です。

この食器洗乾燥機が曲者で、(給水に水を使うか湯を使うかで電気消費量が結構変わる様ですが)1回あたり1kWh前後使うらしく、使用回数が多いのでかなりの消費量になる様です。

省エネと言われる食器洗乾燥機ですが、比較対象の手洗いにおいても『湯』を使う事が前提になっています。
つまり、お湯の使用量が劇的に減る事で省エネになるとされるもので、うちの妻の様に冬でも水で洗う場合は水の消費量しか減りません。
僕等の様に利便性で食洗機を選ぶなら良いのですが、それでも悩みに悩みました。

ここまで換気、照明、家電の消費エネルギー量を見てきましたが、この3区分では食器洗乾燥機の消費分・約500kWh/年)増えると見込まれるので、1.25万円/年程度増えるのだろうと思います。

 

エヌテックの家のお客様に、注文〜完成までの様子や、住んでみての感想をお聞きしました。

エヌテックが実際に手がけた住宅をご紹介します。全棟長期優良住宅です。