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簾戸

第5,664回 リモートスタッフの渡辺です。

9月に入っていますがまだまだ残暑が厳しいですね。
今年の夏は各地で高温の日が続きましたが、湿度も高かったのでより体力が奪われたように感じました。

湿度が高いと室内にも湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
水回りをはじめ、クローゼットや玄関周辺も湿気がたまりやすいので湿気対策を心がける必要があります。

対策の一つとして風通しをよくすることです。
できるだけ空気の流れができるような工夫をすることが大切です。

例えば、収納内部は扉を閉じてしまうので空気の出入りがなく湿気がたまりやすくなります。
それで空気の入れ替えがしやすくなるような扉とすることで、カビが生えにくい状態にすることができます。

これは簾戸(すど)というすだれを付けた戸で、玄関収納の引違い戸として採用しました。
外からの湿気が、濡れた靴や傘・洋服などからどうしても入ってしまい、溜まってしまいます。
簾戸を設置することで、いつでも空気が自由に流れやすい状態にすることができています。

高温多湿な日本の環境に合わせて造られた簾、
そして衣替えをするように夏向き仕様に家を変えるために考えられたこの簾戸。
日本の伝統文化は、現代の生活にも取り入れられるものが多くあります。
今の暮らしに合わせて、上手に組み入れて役立てていきたいものですね。

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