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院庄林業(株)工場見学

2025.4.25

第6,156回 広報企画部の飯田です。

先日、耐震構法SE構法の提供会社「株式会社エヌ・シー・エヌ」さんからお声掛けをいただき、岡山県にある院庄林業(株)さんの工場見学に参加させていただきました。

院庄林業さんは昭和30年創業の総合木材メーカーで、地元の山から木を切り出し、製材・販売だけでなく、プレカット材や集成材の生産、外国産材の輸入・製造、住宅建築など、林業と製材を行う全国的にも数少ない企業です。

エヌテックで標準仕様としている耐震構法SE構法の構造材も、一部この院庄林業さんの工場から出荷されています。

まずはじめに、伐採現場から見学させていただきました。

ここでは、ハーベスタという機械で伐採した木の枝葉を落とし、3メートルの長さにカットする作業をしていました。ハーベスタは、立っている木を直接つかんで切ることも出来て、径も測れるそうです。
あっという間に枝葉が落とされて綺麗な丸太になっていく様子は、見ていてとても気持ちが良かったです。
機械が入って木を切ることが出来ない場所は、チェーンソー伐採をするとの事ですが、今回、女性のフォレスターさんが大きな木を伐採する様子を見せてくださいました。

色々な角度からチェーンソーを入れて、計算された場所に倒れるように伐採。木が折れる時の音や、倒れていく様子は圧巻でした。
Instagramのリールでも少しご紹介しています。

その後は、工場で集成材を加工する工程や、伐採した国産ヒノキの加工などを見学しました。

無垢の角材となる国産ヒノキは、集成材とは別の工場で加工。院庄林業さんでは、独自の乾燥技術で背割りのない高級国産ひのき材「匠 乾太郎」を製造されています。
工場内はヒノキの香りで包まれていて、とても居心地の良い空間でした。

集成材の加工工場では、主に奥州赤松を使用した集成材を製造されています。機械と人の目、両方でチェックした状態の良い木材が製造ラインへ流され、機械でリズム良く進んだ木材は、圧着・乾燥されて集成材となります。

エヌテックが標準で採用している耐震構法SE構法の構造材は、この奥州赤松の集成材となっています。
オプションで国産ヒノキを選択することもできます。

左が奥州赤松、右手前の明るい色が国産ヒノキです。

強度試験や含水実験についてもお話いただき、改めて安心・安全な家づくりに欠かせない構造だということを再認識しました。

今回の工場見学について詳しくは「ここちエネ5月号」でご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
発送しましたら、HPやブログでお知らせいたします。

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