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着衣量で快適をコントロール

2025.11.7

第6,279回 広報企画部の飯田です。

今日は寒い季節に省エネで快適に過ごすための、ちょっとした工夫をご紹介します。

ポイントとなるのは着衣量。
衣服の保温力を数値化した「clo(クロ)値」という指標があります。
基準となるのは「1clo」で、この服装で快適に過ごせるという目安です。例えば、男性だとスーツ上下、女性だと厚めのカーディガン+スカートが1cloに相当します。
この服装の場合、快適と感じる室温はおおよそ20~21℃。さらにコートを羽織ると「2clo」になり、室温が12℃程度でも快適に感じるとされています。

暖房の設定温度を1度下げても快適に過ごしたい場合は、約0.1clo分の着衣量を加えればOK。
上記の服装を基準とした場合は、厚めのカーディガンを厚めのセーターに替えると約1.2cloになるというデータもあります。

一般的には
・カーディガン:体感温度+約2.2℃
・ひざ掛け:+約2.5℃
・靴下:+約0.6℃
と言われています。服装を少し変えるだけで、身体が感じる温度がずいぶん変わりますね。
着衣量を調整すると、寒さを我慢することなく省エネで快適に過ごすことができます。
(参考:九州住環境研究会

私が去年の冬から愛用しているのは「無印良品の着る毛布パジャマ」。公式にclo値は記載されていませんが、体感としては厚手のカーディガンよりずっと暖かく感じます。朝布団から出るときや、外から帰って冷えた体をすぐに暖めたいときに重宝しています。今年もそろそろ出番が来そうです。

これからますます寒くなっていきますが、着衣量を工夫して、快適に心地よく冬を過ごしていけたらと思います。

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