芥川賞
2026.1.15
第6,323回 設計の桐田です。
2026年1月に第174回芥川賞の受賞作が発表され、時の家が選ばれました。
作者の**鳥山まこと**さんは、一級建築士として活動しながら小説も執筆されているという、少し珍しい経歴の持ち主です。そんな鳥山さんの作品ということで、建築好きの私としてもとても興味を惹かれています。
『時の家』は、ある一軒家に関わった三代の住人たちの記憶と時間を描いた物語です。築年数を重ね、空き家となったその家を訪れた青年がスケッチをすることで、かつてそこに暮らしていた人々の生活や感情が、少しずつ浮かび上がっていく――そんな構成になっているようです。
建築士としての経験があるからこそ描ける、空間や家の描写も本作の魅力のひとつのようで、今回の受賞につながったのではないかと感じています。
まだ読了前ではありますが、『時の家』が建築と文学を結びつけた注目作であることは間違いなさそうです。近いうちに読んで、また感想をブログでお伝えできればと思います。