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土圧のかかるブロック塀

第5,368回 設計部の大津です。

第5,098回の記事で既存ブロック塀に対して建築士だけでなく、皆様でも簡単に安全かどうかを確認出来るチェックポイントについて詳しくお伝えしています。
上の記事で書いた内容は新設する場合でも守らなければいけません。

しかし、道路より敷地が高く、敷地からみたブロック塀が土に隠れてしまう場合は土圧がかかる為、更に注意しなければいけない事があります。
特にブロックを積む高さには注意が必要です。

敷地の高さをどのくらい上げるかにもよりますが、
例えば敷地を40㎝(ブロック2段分)高くする場合は、40㎝の部分は土圧かかる為、型枠ブロックとしなくてはいけません。それより上は2段まで通常のブロックを積むことが出来ます。

これより敷地を上げる場合は、型枠ブロックの数を増やす方法になります。

ちなみに型枠ブロックは、通常のコンクリートブロックと同様に鉄筋を中で組みコンクリートを流して固めたもので、土留めとして使われる強度のあるブロックです。

他にもブロックではなく、擁壁で頑丈にしてその上にブロックを積む方法もあります。
その場合でもブロックを積む高さには注意が必要です。

お住まいになる県(市)によって高さ等が変わる場合もありますので、詳細は役所や打ち合わせの担当の方等に相談した上で、ブロック工事をされてください。

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