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住宅の火災警報器

第5,509回 リモートスタッフの渡辺です。

この冬も住宅火災のニュースをよく耳にしました。
特に就寝中の火災が多く、死亡事故も起きているようです。
火災から命を守るためにも、火災警報器を設置しておくことが大切です。

法令により、以下の場所に煙感知器を設置するよう義務付けられています。
〇寝室…就寝する部屋すべてに設置。
〇階段…寝室のある階 (屋外に避難できる出口がある場合は除く)の階段最上階に設置。
そのほかに、3階建て以上の場合や警報器を設置する必要のない階で就寝に使わない部屋が5部屋以上ある場合にも、
設置が必要になってきます。


↑寝室。右側の建具横に煙感知器を設置しています。(パナソニック:SHK48455)

では寝室と階段に設置する必要があるのはどうしてでしょうか?

住宅火災では、「逃げ遅れ」が原因で死亡するケースが非常に多く、なかでも寝ているときに犠牲になる危険性が高くなります。
寝ている深夜の時間帯の死者数は、なんと深夜の時間帯のほうが約2倍も多くなっているようです…。
そのため寝ている時に火災に気づくよう「寝室」への住宅用火災警報器の設置が有効です。
また煙は階段を通じて上階へ広がることから、上階の部屋に煙が充満する前に警報を発して避難を促すため、
「階段」への設置も義務付けられています。

そして設置した後は、10年に一度製品の交換が推奨されています。
新築から10年以上経過している方は、今一度チェックを行い、交換を検討なさってください。
古い住宅にお住まいの方はご自身で設置する必要がありますので、
分からない点や設置場所に不安のある方はご相談ください。

大切ない命と思いの詰まった住宅を守るために、
この機会に警報器の点検・設置検討をぜひなさってください。

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