断熱改修促進セミナー
2025.9.11
第6,244回 設計の桐田です。
先日、「断熱改修促進セミナー」に参加してきました。
近年、中古住宅市場は活発化していますが、多くは見た目だけを整えた“お化粧リノベ”にとどまっており、耐震や断熱には手を付けていない物件がまだまだ多いようです。
セミナーでは、断熱性能や耐久性など、住宅の“中身”を向上させる改修の重要性が紹介されました。中古物件でも断熱改修を行うことで、光熱費の削減や快適性の向上はもちろん、新築以上の性能を実現できる事例が数多く示され、とても刺激を受けました。
また、全国的に空き家の増加が社会問題となっている中で、既存住宅をただ見た目だけきれいにして売るのではなく、性能そのものを高めて次の世代へつなぐことが、これからの住宅流通に欠かせないと感じました。こうした取り組みがあることを、より多くの方に知ってもらい購入する際の参考にしていただければと思いました。