土地の査定価格はどう決まる?|広島の土地売却ガイド
第6,276回 不動産事業部の神田です。
土地を売却しようと考えたとき、まず気になるのが「いくらで売れるのか?」という点ですよね。
不動産会社に査定を依頼すると金額が提示されますが、その価格はどのように決まっているのでしょうか?
この記事では、土地の査定価格を左右する6つのポイントと、
一括査定サイトとの違い・地元の不動産会社に依頼するメリットをわかりやすく解説します。
1. 立地条件(エリア・駅距離・周辺環境)
最も大きな査定要因は「立地」です。
駅までの距離、商業施設や学校へのアクセス、周辺の利便性などが総合的に評価されます。
たとえば、安佐南区のように交通・生活の利便性が高いエリアでは需要が安定しており、土地価格も比較的高い傾向にあります。
2. 道路付け・接道状況
土地の価値を決める上で、前面道路の条件は非常に重要です。
道路の幅員が狭かったり、位置指定道路に接している場合は建築の制限を受けることもあります。
車が出入りしやすい6m道路に面している整形地などは、査定でも高く評価されやすいポイントです。
3. 土地の形状・高低差
正方形や長方形に近い「整形地」は、建物のプランが立てやすく人気があります。
一方で、変形地や高低差のある土地は、造成費用がかかるため査定額が低くなることがあります。
地元の不動産会社では、実際の造成費を想定した現実的な査定ができる点が強みです。
4. 面積と用途地域
同じ広さの土地でも、「用途地域」によって建てられる建物が変わります。
商業地域や準住居地域は活用範囲が広く、住宅地よりも高く評価されるケースもあります。
また、建ぺい率・容積率などの制限も査定に反映されます。
5. 周辺の取引事例・公示地価
査定では「取引事例比較法」と呼ばれる手法が多く用いられます。
実際に近隣で成約した土地の価格を基準に、市場相場と照らし合わせて査定額を算出します。
インターネットで公示地価を確認することもできますが、実際の成約価格とは異なることも多く、
やはり地域の取引実績を多く持つ不動産会社に依頼するのが安心です。
6. 現況(古家あり・更地・権利関係など)
古家付きの土地や、借地・共有名義などの権利関係が複雑な土地は、流通性が下がる傾向にあります。
また、境界が不明確なままでは買主様が不安を感じるため、査定額が低くなることもあります。
売却前に境界確定測量や古家の解体を検討することで、査定額が上がる可能性もあります。
一括査定サイトとの違いとは?
最近では、複数の不動産会社に一度で査定依頼できる「一括査定サイト」も多く利用されています。
概算を比較できる点は便利ですが、現地を見ずに机上で算出されるケースが多く、実際の販売価格と差が出ることもあります。
地元の不動産会社では、
- 現地を確認したうえでの正確な査定
- 地域の購入ニーズや過去の成約事例を反映
- 建築・造成を踏まえた現実的なアドバイス
が可能です。机上査定だけではわからない「土地の価値」を正確に見極められます。
地元の不動産会社に依頼するメリット
エヌテック不動産のように地元広島で工務店が運営する不動産会社の場合、
単に「売るための査定」ではなく、土地のポテンシャルを最大限に活かす提案が可能です。
- 建築の視点から、造成やプランの可能性を踏まえて査定
- 残置物整理・解体・測量・境界確定などもワンストップ対応
- 売却だけでなく「建てる・活かす」選択肢も提案
まとめ
土地の査定価格は「立地」や「広さ」だけで決まるものではありません。
接道・形状・用途地域・取引事例・現況など、複数の条件を総合的に判断して算出されます。
査定の背景を理解しておくことで、安易な値下げや不利な条件での売却を避けることができます。
もし「自分の土地はいくらで売れるのか?」と気になる方は、
ぜひ地元の専門家へご相談ください。
広島市・安佐南区で土地売却を検討中の方は、
エヌテック不動産の無料査定フォームよりお気軽にお問い合わせください。広島市安佐南区の工務店、エヌテックは「パッシブデザイン」「耐震構法SE構法」「快適な暮らしの設計」を柱に、より豊かな人生を送っていただくためのお住まいをご提案いたします。
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