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旧帝国ホテル

第4,255回 設計の渡辺です。

今日は、旧帝国ホテルの建築をご紹介します。
この建築は、フランク・ロイド・ライトにより設計され、1923年(大正12年)に竣工されました。
新館完成を機に、玄関部分のみ愛知県の明治村に移築され、現在でもその当時の様子を、垣間見ることが出来ます。

大谷石を多用し、外部も内部も細かなところまでデザインされた装飾が施されています。
重心が低く、レンガと大谷石の外構で重厚感があります。

この時代の大規模ホテルでは初めて全館にスチーム暖房を採用していたり、
地震の多い日本に合わせた耐震対策をした建築だそうです。

その当時、東京のど真ん中に、このホテルが建っているのを見たら、どんな感じだったのだろう?と思います。
木造建築が多かった日本人にとっては、かなりの衝撃が走ったのではないかと思います。
新館が建つまでの短い期間、使用されていただけですが、国内外の多くの人を迎え入れ、送り出す上で、
重要な役割を果たしていたようです。

細かなところを見てみると、一つ一つの照明、家具、窓に施されているステンドグラス、スクラッチ模様のレンガ…
全てに、ライトの強いこだわりが反映されています。
規模の大きさを問わず、こだわって作っている建物は、やはり魅力ある建物となっていくのですね。

エヌテックでも、素材や家具のデザイン一つ一つを、細かなところまで検討し、丁寧に設計しています。
施工事例など、ぜひご覧になって下さい。

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