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記憶の思い出を紡ぐ

第5,257回 設計の谷口です。

私の家は築90年以上が経過した、元々製糸工場のまゆの保管庫として建てられた蔵です。


記憶の継承という意味もあり、建設当時の柱や梁や天井板はそのまま残しています。
(腐朽もあり梁の一部を交換したところもあります。)

そして、お建て替えやリフォームのお客様の場合も、時には昔の建物の思い出の品を再利用することもあります。

例えば、

和室にあった欄間を再利用して、間接照明的な感じでリフォーム後のお住まいでも使わせていただいたり、

玄関ドア横の姿見の上下に、お建て替え前の建物に使ってあったガラスブロックを意匠的に組み込んだりも。

現在、工事中のお客様のお住まいでも、和室の座卓として昔利用していた屋久杉の一枚板を、新築の食卓テーブルに再利用する計画があります。

せっかくの注文住宅ですので、いろいろな形で家づくりを楽しんでいただき、思い出を紡いでいっていただければと思っています。

 

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