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Works施工事例

まゆの蔵

広島市安佐南区T様邸

大正初期に創業した製糸工場(昭和17年廃業)で当時、まゆの保管庫として利用されていた蔵を住宅にコンバージョン(用途変更)した建物です。蔵は昭和2年に建設され、昭和40年代に一度、土壁を全て落としてモルタルを塗り、アルミサッシが取り付けられたことで蔵の外観は倉庫のようになってしまいました。平成16年には、蔵の隣に建つ主屋のリフォーム工事の際に、仮住まいとするため簡易的な内装工事が実施されました。建物規模は、梁間3間、桁行7間の総二階で、延床面積は約42坪。高さ2メートル程の地下室もあります。コンバージョンに際し、建設当時の蔵の面影を復元したいという要望や主屋とのつながりを意識したプランを実現させました。具体的には、外壁周りの耐震・断熱補強工事を行うことで、外壁の厚みを増し、新設した樹脂窓が外壁面よりも室内側に後退することで、窓周りの陰影が付き、蔵の外観の風情を取り戻しています。
また、プランについては、蔵の南に主屋が建つことで、積極的な日射取得が期待できないため、建物中央部にコアを配置し、東西・北面に諸室を配置することで、どの部屋も採光がとれるよう工夫しました。蔵のリビングは、主屋の接客の場となる和室に近い場所に配置し、応接室としての機能も持たせています。一方ダイニングは、主屋のLDKと近い場所に配置し、食事を中心とした一体感のある構成を意識しています。このため、蔵のリビングは東側に、ダイニングは西側に配置され、それらをつなぐ形で北側のキッチンが機能するような間取りとなり、中央のコアは収納場所として利用できるよう動線の工夫を施しました。2階も同様にコアを配置し、その内部はウォークインクローゼットや洗面洗濯室及びシャワールームとなっています。
改修時点ですでに築88年が経過していましたが、今回の耐震改修や温熱改修を行うことで、向こう100年は快適に暮らせる住まいが誕生し、穏やかな時間の流れる日々がそこにはあります。

Data

  • 土地概要

    第一種住居地域
    道路幅員/東側2.0m

  • 建築概要

    建築面積/80.59m²(24.37坪)
    延床面積/161.19m²(48.76坪)
     1階:80.59m²(24.37坪)
     2階:80.59m²(24.37坪)
    施工面積/161.19m²(48.76坪)

  • 家族構成

    夫婦2人+子ども1人

  • 建物性能

    Q値:1.22W/m²K
    μ値:0.26
    UA値:0.30W/m²K
    ηAC値:1.0
    ηAH値:1.2
    一次エネルギー消費量:606MJ/(m²・年)

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