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パッシブデザイン勉強会③

第4,082回 設計部の大津です。

今日も3回目となる「パッシブデザイン勉強会」が行われました。

今日のテーマは「夏 涼しくを考える」です。
1年中快適に暮らしていくために、冬のパッシブデザインだけではなく
夏のパッシブデザインも頭に入れて考えていくことが大事になってきます。

「夏 涼しく」を達成するためには
家の形や窓の位置・数、断熱、日射遮蔽、自然風の利用などを考えなくてはいけません。

〈家の形〉
地域や環境によって形は変わってきますが
熱環境や光環境を意識し、それらの活用や調節も意識していきます。
(熱環境:冬 暖かく/夏 涼しく、光環境:明るさが適切)

〈窓の位置・数〉
窓は熱・光・風を通します。
位置や数は、吹いてくる風を取り込んだり熱の排出などをしたりするため
適切に配置しないとうまく利用できないので極めて重要です。

〈日射遮蔽〉
窓廻りを工夫したり、外構を工夫したりして入ってくる日射量を少なくします。
日射遮蔽は「夏 涼しく」の基本で、省エネルギーにもつながります。

〈自然風の利用〉
吹いてくる風を家のどこから取りこむか、家全体を涼しくするには
窓をどう利用するかなどを考えていかなければなりません。
(自然風利用については自立循環型住宅のサイトに詳しく書かれています。)

という風に、「夏 涼しく」を考えていくにあたって意識していくことが多くあります。
その中でも、自然風の利用が一番考えやすいのではないのでしょうか。

 

皆さんが住んでいる地域では、どの方向に風が吹いているかご存知でしょうか。
自立循環型住宅(気象データ)と検索し調べていくと、例えば広島市では昼は南から、夜は北からの風が吹いているようです。
自分の住んでいる地域で、どこから風が吹いているかが分かれば、「夏 涼しく」に近づくことができます。

さらに、風の事を詳しく考えることができる本もあります。
通風トレーニングといった本です。

私は今日の勉強会で資料を見ただけなのですが、風の利用の仕方や窓を設ける場所などによって
風が建物の中を、どう流れていくのかを見ることができます。

 

今回の勉強会では、快適に住んでいくにあたって冬だけを意識して
いくのではなく、夏も意識して家をつくっていくことが大事なんだと感じました。

 

 

 

 

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