NTECPASSIVE DESIGN

Staff Blogスタッフブログ

どうなる?広島の夏

第5,782回 設計の谷口です。

今週は、エヌテックも加盟している団体「Forward to 1985 energy life」の総会へ出席するため、名古屋へ行ってきました。
また、翌日には1985アワード2024が開催され、東京大学の前先生の基調講演もお聞きしました。
前先生の講演は、いつも集中して聞いておかないとあっという間に置いて行かれてしまうような気がいたします。
というのも、今回の講演は50分の枠に対して事前配布資料のスライド数はなんと144枚です!!
しかも、当日は配布資料以外のスライドも頻繁に登場し、シニカルな笑いを交えながら進んでいくので、必死についていきました。

前先生の話の中で、「とにかく夏の暑さが年々大変なことになっている」という内容のスライドがありました。
そこで、私も気になったので広島市のあるデータを調べてみました。
(以下のデータは広島県のHPより)

まずは、最高気温が30℃以上の真夏日に関するデータです。
緑の棒グラフは年間日数、青の線が5年移動平均値、そして赤の線が長期変化傾向を示しています。

続いて、35℃以上の猛暑日に関するデータです。
1990年代から急激に猛暑日が増加しているのが一目瞭然ですね。。

最後は、最低気温が25℃以上の熱帯夜に関するデータです。
夏の夜の寝苦しさは、皆様もきっと悩みの種ではないでしょうか?

このようにデータから見ても、夏は冷房の継続的な運転が必須な世の中になってきていることが理解できます。
これまでの広島市の一般的な家庭のデータとしては、暖房のエネルギーの方が冷房のエネルギーの約4倍も多く消費されているのですが、特にパッシブデザインをしっかりとやっていけばいく程、その差が小さくなり、逆に冷房エネルギーの方が多くなったりもします。

南面の大開口を確保しつつ、夏季の日射遮蔽もしっかりと実践することで、暖房も冷房も消費エネルギーを少なくする暮らしを実践するためには、その家に住んでいる人々の協力無くしては不可能です。
晴れた冬は日中カーテンを開け、夜はしっかりと閉める。また、夏の日差しが当たる窓はしっかりと窓の外で遮蔽できるものを準備する等々。
熱の出入りをイメージしながら楽しく生活できるような暮らし方に気付くと、きっと地球の中で生活しているという実感や恩恵を敏感に感じ取れるようになるのだろうと想像します。

 

 

 

Category /

Tags

Archive

私たちの最大のミッションは、「お客様に幸せになっていただくこと。」

エヌテックの家づくりへのりをお届け。気になる技術・仕様などをより深く掘り下げます。