不動産広告の見方
第6,232回 不動産事業部の神田です。
不動産広告を見ていると、
「土地面積」「坪数」「建ぺい率」「容積率」など専門用語が並んでいて、
初めての方にはわかりにくいものです。
しかし、これらを正しく理解していないと、
「思ったより家が小さくしか建てられなかった」
「予算に合わなくなってしまった」
という失敗につながることもあります。
今回は、不動産広告でよく出てくる基礎的な項目を、わかりやすく解説します。
土地面積と坪数の違い
不動産広告では、土地面積を「㎡(平方メートル)」で表記するのが一般的です。
一方で、住宅業界では「坪」という単位もよく使われます。
- 1坪=約3.3057㎡
例:100㎡の土地 = 約30坪
坪数でイメージできると、建物の広さも想像しやすくなります。
(30坪なら、延べ床面積30坪=約99㎡の2階建て住宅が一般的に建築可能です。)
建ぺい率とは?
建ぺい率(けんぺいりつ)とは、
土地に対して建物をどれくらいの割合で建てられるかを示す数字です。
例:建ぺい率60%、土地100㎡の場合
→ 最大で60㎡の建物(建築面積)が建てられます。
注意点
- 角地などで緩和される場合あり
- 防火地域などで制限が厳しくなる場合あり
容積率とは?
容積率(ようせきりつ)とは、
土地に対して建物の延べ床面積をどれくらい建てられるかを示す数字です。
例:容積率200%、土地100㎡の場合
→ 最大で200㎡の延べ床面積の建物が建築可能
(2階建なら各階100㎡、3階建なら各階約66㎡まで)
注意点
- 前面道路の幅によって制限されることがあります。
- 「容積率200%」と広告に書いてあっても、実際には180%までしか建てられないことも
その他チェックすべきポイント
不動産広告で見落としがちな大事な部分もあります。
- 私道負担
自分の土地以外に、通路などの持分を所有するケース。建物が建てられる部分が狭くなることも。 - セットバック
前面道路が法律で定められた幅より狭い場合、敷地の一部を道路として
提供しなければならないケース。建築可能面積が減ってしまうので注意が必要です。
まとめ
不動産広告に書かれている数字は、
「どんな家が建てられるか」に直結する大事な情報です。
- 土地面積・坪数で広さをイメージする
- 建ぺい率・容積率で建物の大きさを確認する
- 私道負担やセットバックにも注意する
わからない用語や数字があれば、そのままにせず仲介会社や工務店に相談するのがおすすめです。
エヌテックでは、土地探しから家づくりまでワンストップでサポートしております。
不動産広告の見方や、建てられる家のプランについても一緒に確認いたしますので、
どうぞお気軽にご相談ください。
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