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パッシブデザイン勉強会㉓

第4,346回 設計部の大津です。

今回は「熱の伝わり方を表す〇〇値」です。
今から3つの〇〇値の基本について紹介します。

・1つ目の〇〇値
この値は、材料の熱の伝わりにくさを表します。
この値が分かることによって、室外と室内の温度差が1℃の時に室外の熱が(室内に)
どのくらい伝わっていないかが分かり、それを断熱性能として表すことができます。
これを、R値(熱抵抗値)といいます。

R値を出すには次の式を利用します。

値(㎡・K/W)(m)/λ(W/m・K)
※熱抵抗値(熱の伝わりにくさ)=部材の厚み/熱伝導率(熱の伝えやすさ)

この式を解くことによって、断熱性能を高めるために「部材の厚みを厚くすればいいのか」
又は「熱伝導率の小さい部材を選べばいいのか」の検討ができます。

ちなみにλ(ラムダ)(熱伝導率)は熱の伝えやすさを表しており、決まった数値があります。
詳しくはこちらのサイトをご覧になって下さい。(断熱材の熱伝導率についてのサイトです。)

 

・2つ目の〇〇値
この値は建物の壁や床、窓など部位ごとに熱の伝わりやすさを表します。
簡単に言えば、R値の逆数になります。
これを、U値(熱貫流率)といいます。

U値を出すには次の式を利用します。

U値(W/㎡・K)1/R(㎡・K/W)
※熱貫流値(熱の伝わりやすさ)=1/熱抵抗値(熱の伝えにくさ)

先程も言ったように、U値はR値の逆数なので熱の伝わりやすさが分かります。
よって、U値が小さいほど熱が伝わりにくい(=断熱性能が高い)ということが分かります。

 

・3つ目の〇〇値
この値は、建物から外へ逃げる熱量を表します。
断熱性を評価するうえでの基本の数値です。
これを、Q値(熱損失係数)といいます。
Q値については、パッシブデザイン勉強会⑭に少し書いていますので復習も兼ねて紹介します。

Q値を出すには次の式を利用します。

Q値(W/㎡・K)
内外温度差1℃の時に建物から逃げる熱量(W/K)/延べ床面積(㎡)

Q値が小さいほど、逃げる熱量が少ないことを表しており、地域ごとに基準が設けられています。
ちなみにエヌテックのQ値の目標は、1.6W/㎡・K以下です。

3つの〇〇値について、言葉で説明するのはすごく難しいですね。
これらは、熱に関する計算を行うときによく出てきますので設計者として覚えておきたい値です!

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