世界の名品・定番品を学ぶ
第6,265回 設計の谷口です。
約2年前に、広島のLECTで開催された織田憲嗣さんのトークイベントをエヌテックブログでご紹介しました。
当時のブログの記事はこちらから。
その織田さんが書かれた新しい書籍を先日購入し、読み進めております。

時代を超えて愛される名品・定番品には理由があります。
本書籍の著者である織田 憲嗣氏は、50余年にわたり世界の名品・定番品を収集・研究してきた椅子研究家です。今は、より多くの人に「美しく丁寧に暮らす」喜びとヒントを伝えられるよう、その中核となる椅子約1,350種類を北海道東川町が公有化して文化財登録しています。
織田 憲嗣氏は、北海道を拠点に、地域に根ざした住まい・暮らしの情報を発信し続けている札促社が発行する住宅雑誌『Replan』を通じて、これまで20年以上にわたり、寄稿を掲載してきました。
本書籍は、住宅雑誌『Replan』掲載のこれまでの寄稿を一冊の本にまとめたもの。チェア、ソファ、テーブル、デスク、照明、時計、木製玩具、ワゴンなど…、氏厳選の家具・日用品「90点」をご紹介します。また、氏が半世紀をかけて築き上げた哲学がそのまま溶け込んでいる、まるでデザインミュージアムのような織田邸からは、「美しく丁寧に」という、氏の暮らしの流儀がうかがえます。
織田 憲嗣氏がこれまで積み重ねてきたデザインとモノづくり、そして暮らしに対する考え方・想いの集大成となる本です。
(アマゾンより)
書籍では、年代順に織田さんがセレクトした名品が紹介されていて、時代背景はもちろん、なぜ優れていると評価できるのかなど、とても分かりやすい解説とともに紹介されています。
名前やデザイナーなどは知っている有名な商品でも、まだまだ知らないことばかりがたくさん載っているので、毎ページに発見があり、デザインに携わる方には特にお勧めの一冊です。
そして、その織田さんのコレクションが2025年12月から渋谷のヒカリエホールで展示されることが発表されました。
「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」2025.12.2~2026.1.18
かつてない規模のウェグナー大回顧展とのことなので、なんとか現地に行ってみたいと思っています。